ハッシュ関数
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任意の長さの入力データをもとに固定長のハッシュ値を出力する関数をハッシュ関数といいます。ハッシュ値はメッセージダイジェストとも呼ばれます。
→メッセージダイジェストの詳細を見る
ハッシュ関数の特徴を以下に示します。
・入力データの長さに関係なくハッシュ値は必ず固定長になる
・入力データが同じであれば常に同じハッシュ値が出力される
・ハッシュ値から入力データの逆算はできない(一方向関数)
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ハッシュ関数の種類には以下のものがあります。
MD4
(MessageDigest4) |
一方向ハッシュ関数で、128ビットのハッシュ値を出力する。 |
MD5
(MessageDigest5) |
MD4のアルゴリズムを複雑化して安全性を向上させたハッシュ関数である。ハッシュ値はMD4同様に128ビットである。 |
SHA-1
(SecureHashAlgorithm1) |
NISTがMD4を改良し開発した一方向ハッシュ関数である。160ビットのハッシュ値を出力する。 |
SHA-2
(SecureHashAlgorithm2) |
SHA-224,SHA-256,SHA-384,SHA-512の総称であり、SHA-1を完了したものである。 |
ハッシュ関数を用いた認証コートに、MAC(MessageAuthenticationCode:メッセージ認証コード)がある。共通鍵方式を用いて、通信データを暗号化し、その結果の最後の1ブロック(64ビット)をMACとするものである。
→MACの詳細を見る
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